実機について |
かつて、ダライアス星は滅び、プロコとティアットは惑星オルガで新世界を築いた。 1989年、タイトーから登場したシューティングゲームの一つ。 前作「ダライアス」専用筐体のイメージを残しつつ、ハーフミラー内蔵の2画面モニターと ボディソニック内蔵シートがコンパクトに纏められた大型筐体が特徴。2人同時プレイ可能。 3画面から2画面に減っているが、キャラクターが大きくデザインされているため迫力は損なわれていない。 シリーズに欠かせない巨大戦艦との戦闘シーンではラスタースクロールを採用するなど、演出面も派手になっている。 今作は太陽系が舞台となり、太陽から火星までを戦い抜く。 前作同様にステージ終了後に分岐があり、マップに表示されたカーソルを動かして、2方向に分かれたゾーンのどちらかを選択する。 全28ゾーンだが、実際にプレイするのは7ゾーンまでとなる。
前作と同様にレバーで移動。ボタンは2つ配置されており、Aボタンは対空ショットと今作で追加されたレーザーを同時発射する。
今作では特殊な構造物として「核トーチカ」が、道中の特定の場所に登場する。
後に「ダライアス」用3画面筐体に対応するバージョンも発売された。 |
作品について&戯言 |
「ダライアス」「ニンジャウォーリアーズ」共々、この展示サイトを設置した頃から計画していた作品です。 一番の悩みのサイドパネルは「エアーコンバット」や「ゼロ・イン」等と同じ方法で何とか形になり、 2014年5月の連休後すぐに製作に取り掛かりました。 モニターも通常の画面と反転させた画面も使用して、後は企業秘密(笑)の方法でハーフミラーっぽく見えるように細工しています。 残念ながら写真では殆ど見えなくなっちゃいましたが… 実機との出会いは「トップランディング」等と同様に、1990年に開催された大阪・花と緑の博覧会にて、 ナムコが運営していたゲームコーナー「ワンダーエッグ」でした。 出合ったと言っても当時は触りもせず、一筋縄では行かなさそうな難易度である事は容易に想像出来たので、 上手い人のプレイを傍らから見ていただけでした。 その後も普通のゲーセンで2〜3回プレイしましたが、じっくりとプレイしたのは家庭用への移植版でした。 メガドライブ版は作者の好きな演出の一つである、開始直後の英語のナレーションが無くなっているものの、 ラスタースクロールも再現され、画面の小ささも気にならないくらいの良移植だと思います。 続くPCエンジン版ですが、スーパーCD-ROMであるにも係わらず、スタート直後の英語のナレーションも無く、 ラスタースクロールも業務用並に激しく動かず、各ゾーンの巨大戦艦も妙なデザインばかり… 何より納得いかないのは、巨大戦艦出現に無くてはならない警告音の音色です。 元々作者はこの演出が非常に好きで、数多くのダライアスシリーズの警告音を聞き比べてきましたが、 「スーパーダライアスII」購入後にワクワクしながらこの音を聞いて、テレビの前でリアルで凹みましたよ… ただ、ゲームそのものは普通に遊べる内容で、ファンから批判の多いアレンジBGMも個人的には好きです。 何だかんだ文句言いながらも、たまに「スーパーダライアス」共々引っ張り出して遊んでます(笑) |
実機について | 1989年に「ダライアスII」の欧州地域向けとして登場。 専用筐体の構造やゲームルール等の基本的な部分は継承しているが、大きく異なる部分も散見される。 進行するゾーンは「ダライアスII」と同様に7ステージ構成だが、ゾーン分岐が2ステージ毎になった。 登場するゾーンも少なくなっており、A〜Pまでの16ゾーンのみ。 全体的に短めのステージ構成で、グラフィックも大きく描き替えられているゾーンもある。
純然たる家庭用移植作品は存在しないが、名称のみ携帯ゲーム機「ゲームボーイ」向け作品に採用されている。 |
戯言 | 「ダライアス」「ダライアスII」の筐体ミニチュアを作り終えた後、ある休日に久々に音楽を聴きながら読書しようと、 特に何も考えずに、たまたま本棚の奥深くから手に取った「シューティングゲームサイドvol.0」(マイクロマガジン社)。 通販で衝動買いしてから殆ど読んでなかったなぁ…と思いながらページを捲ると、購入当時に気付かなかった記事が… それが今作の「サーガイア」でした。 これを見た時は、ホントに座椅子から引っ繰り返りそうになりましたよ(苦笑) もっと早くに読み返していれば、上記の2機種共々製作していたのに… 「サーガイア」自体は上記にあるように、「ダライアス」をベースとしたゲームボーイ版を以前から所有していますが、 本家はこんな内容だったとは。 もしタイトーメモリーズに続編があるなら、ぜひ移植して欲しいですねぇ。 |